麹菌の老舗バイオ企業「秋田今野商店」コーシャ研究室を視察

コーシャの優位点を科学的な視点から研究開発

種麹・総合微生物スターターメーカーの大手「秋田今野商店」様の新施設バイオインキュベーションセンター(秋田県大仙市)に日本初の「コーシャ研究室」が開設され、このたび弊社チーフ・スーパーバイザーのラビ・ビンヨミン・Y・エデリーが、代表者で農学博士の今野宏様の案内により視察に行ってまいりました。

秋田今野商店様は、麹菌を培養する会社として明治43年に創業。日本古来の技術である米や麦などの穀物を使った培養により、品質の高い菌類を製造する「隠れた世界企業」として、現在は業界内で海外にも知られたバイオ企業に成長されました。

麹菌は日本酒や焼酎、味噌の発酵を促す麹を作るための重要な材料であり、秋田今野商店様で製造された麹菌は、秋田県をはじめとする全国の酒造メーカーで広く使われています。

新設されたコーシャ研究室では、単なる宗教的な戒律と思われがちなコーシャを科学的な視点から解明。日本の伝統食品に不可欠な麹菌を中心に、安全な食品としてのコーシャの優位点を明確にしながら研究開発し、さらには世界に紹介していく、といった業務を担っていく予定です。

バイオインキュベーションセンター内には、秋田今野商店様が培ってきたこれまでのノウハウを活かしたさまざまな麹菌の培養室などが備えられています。

施設視察の後は秋田市内に移動し、秋田今野商店様も所属する「秋田酒造技術研究会」の総会にてラビ・ビンヨミンがコーシャについて講演させていただきました。

↑秋田今野商店の今野宏代表とラビ・ビンヨミン。新施設のエントランスに、ラビ・ビンヨミンより石碑を贈らせていただきました。

↑秋田今野商店バイオインキュベーションセンターの外観。

↑こちらがコーシャ実験室。60平米以上の室内にさまざまな機器が設置されています。

↑秋田駅に隣接したホテルメトロポリタン内で行われた秋田酒造技術研究会の総会では、ラビ・ビンヨミンがコーシャについて講演させていただきました。