コーシャの歴史

  • 1492

    スペインから追放されたセファルディのユダヤ人は、アフリカ、ギリシャ、中東、イギリス、オランダに逃げ、最終的に南米大陸に脱出。ところが、南米で成功するユダヤ人がブラジルに現れると、再度ポルトガルやスペイン人が現れ、迫害される。

  • 1543

    (ポルトガル人鉄砲を伝える)

  • 1654

    ポルトガルはブラジルを奪還し、そのユダヤ人入植者を追放。

  • 1654

    ユダヤ人23家族が、フランスの船でブラジルからニューアムステルダム(現在のニューヨーク)に到着。

  • 1655

    ユダヤ人に植民地に定住する正式の許可を与えられる。

  • 1660

    ニューアムステルダムにヘブライ語、スペイン語、ポルトガル語のシナゴーグが設立される。

  • 1664

    オランダからイギリスの支配に変わり、ニューアムステルダムからニューヨークに名前が変わる。
    世界の他の地域からも、迫害で逃れたユダヤ人何百万人が米国に到着する。

  • 1730

    マンハッタンにシナゴーク建設。

  • 1731

    (享保の大飢饉)

  • 1752

    Congregation Shearith Israel が全てのコーシャ食肉の監視を始める。

  • 1771

    コーシャ食肉の信頼性に疑問を正式な苦情の記録が残っている。

  • 1796

    コーシャ食肉店の免許取り消し。この事を経験にして、コーシャ認証方法が確立。

  • 1790

    ジョージ・ワシントン大統領が、ユダヤ会堂からのお祝いのメッセージに返信する。
    18世紀ごろ、コーシャ食肉は、ジャマイカとキュラソー島に輸出されていた。

  • 1830–1880年代

    初期のアメリカのユダヤ人が大西洋岸に住み着く。
    1830年より後に到着した移民の第二波は、ジーンズでのちに有名になるリーバイ·ストラウスに代表されるように、繊維、台所用品、非生鮮食品を行商を営み、サンフランシスコに向かう。

  • 1840

    シンシナティにCincinnati Kashruth Committee が設立。

  • 1853

    (ペリーが浦賀に来航)

  • ユダヤ人は常にスパイス、織物、宝石など、国から追放されたときに簡単に詰めることができる商品を販売し、バックパックのビジネスを行なっていた。ユダヤ人は自分の土地所有をめったに許可されなかったので、行商、後の通信販売は、自然な成り行きから就いた職業だった。ユダヤ人の通販カタログは、田舎では見慣れた光景となった(例:シアーズ·ローバック)。

  • 1842

    オリーブオイルにラード油を混合し販売事件が起こり。特にコーシャ食品には、大きな問題を提起し化学的分析方法が付け加えられる。

  • 1850

    サンフランシスコにも、コーシャ食肉店とパン屋の記録あり。

  • 1870

    Rokeachがコーシャ石鹸を販売。

  • 1870

    フライシュマン、酵母販売。

  • 1867

    (江戸幕府の滅亡)

  • 1871

    初の”ユダヤ人の料理本”が発刊される。

  • 1880年代初期

    東ヨーロッパでの迫害と経済的困難の結果で、米国へのユダヤ人の移民が劇的に増加。

  • 1887

    Manischewitz(メニシェウェッチ)

  • 1888

    Breakstoneアイスクリームを作る。

  • 1898

    OUが設立され、約1,000シナゴーグと会衆が協力。

  • 1900年代初頭

    コーシャベーグルが販売開始。

  • 1901

    最初のイディッシュアメリカの料理本が発刊される。

  • 1905

    Ceres(セレス。現在、ジュースの会社)が設立。

  • 1905

    Hebrew National Foods、ソーセージを作る。

  • 1906

    コーシャ生鳥・鳥肉協会発足

  • 1908

    Barney Greengrass(バーニーグリーングラス)ニューヨーク・スモークサーモン登場。

  • 1910

    Crisc (クリスコ)植物性ショートニング販売。P&G社設立

  • 1915

    ニューヨーク州議会は、初のコーシャ食品法を制定。これ以降、内容が似た食品法が米国全土で制定。
    この法律は、店舗の表示にコーシャと記載した場合、非コーシャ食品を提供することができないというもの。

  • 1916

    Streit’s(シュトライト)、マッツァを製造。

  • 1918

    ニューヨーク州のコーシャ食品法が、ニューヨーク州最高裁判所により憲法として支持を得る。

  • 1921

    ニューヨークにLindy’sオープン。
    ウォッシュバーン·クロスビー社”がゴールドメダル小麦粉を発売。

  • 1924

    OUに、カシュルート監督と認定プログラムが導入される。

  • 1927

    Lender’s バター(油類)、卵、牛乳不使用のベーグルを販売。

  • 1928

    クラフトがチーズの販売を開始。

  • 1930

    Maxwell House創業。

  • 1933

    アドルフ·ヒトラーが権力を握る。アルベルト·アインシュタイン米国に移住。

  • 1935

    HeinzがOU認証を受ける。

  • 1935

    OKがアブラハム·ゴールドスタインによって設立され、後に最大のコーシャ認定機関の一つとなる。

  • 1937

    コカコーラ社がコーシャ認定を取得。

  • 1946

    ホロコーストの生存者数万人の移住が、米国のコーシャ食品業界に厳格なコーシャ基準をもたらす。また、多様なスキルを持ち込んで、製造工場、小売店、飲食店を開く。

  • 1956

    正統派ユダヤ人評議会がスターKを作る。コーシャシンボルの一つとなる。

  • 1956

    敬虔なハンガリー系ユダヤ人の亡命、コーシャ食品産業の更なる大きな要因となる。

  • 1969

    Kof-K 設立。米国でも有数のコーシャ認定機関の一つとなる。

  • 1972

    全米でコーシャ食品法が可決。
    今では多くの州で、主にコーシャ消費者を保護するために、ニューヨーク州の広範な法令をモデルにしたユダヤのための消費者保護法が認められている。

  • 1977

    キャンプデービットでコーシャ食品が提供される。

  • 1992

    米国最高裁判所が、コーシャ消費者保護は、国家の義務であると宣言。

  • 1992

    オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズのスタジアムにコーシャ・スタンドが登場。

  • 1997

    Nabisco (ナビスコ)、コーシャ認証を取得。
    ウォルマートがコーシャ市場に参入。
    ミラーのビールがコーシャ認証を取得。

  • 1999

    日本初のコーシャ認証機関、コーシャジャパン設立。