コーシャクッキング「オリーブオイル講座」を開講しました

オリーブづくしの盛りだくさんな宴

5月22日、コーシャフードに親しんでいただくためにコーシャジャパンが開講している「コーシャクッキング」の講座を都内で開講しました。

講師は当社チーフ・スーパーバイザーのラビ・ビンヨミン・Y・エデリー。今回のテーマはユダヤ教の聖典でも重要な植物のひとつである「オリーブ」についてです。

当日はまず、この1月にハバッドジャパンによるクラウドファンディングの成功で解体を免れた、1920年代築の歴史的建造物「マゴメハウス」(大田区南馬込)の庭に植えられた5種類のオリーブの木を見学。今がちょうどオリーブの花の季節で、ご参加者に珍しいその姿を見ていただきました。

広々としたマゴメハウスの庭では、オリーブの木のほか、ゆずやざくろ、ラビ一家が耕した畑の野菜がすくすくと育っています。室内はまだリノベーションがされておらず傷みが見られますが、著名な建築家アントニン・レーモンドによる貴重な設計の面影が随所に見られます。

その後、会場をハバッドハウスに移して、ラビ・ビンヨミンによるオリーブオイル講座を開講。オリーブガーデンさんの提供による、聖地イスラエル産の品種ごとのオリーブオイルのテイスティングをしていただき、オリーブの実やオリーブを使ったおいしいコーシャのフルコース・ディナーを、コーシャワイン、コーシャ焼酎などとともにたっぷりと召し上がっていただきました。

こちらはラビ・ビンヨミンの父方の故郷でもあるモロッコの料理。コーシャジャパンがコーシャ認証した国産鶏肉「はかた一番どり」とオリーブの実、オリーブオイル、トマト、レモン、スパイスなどを一緒に蒸し煮したもの。モロッコでは塩レモン(レモンの漬物)を使い、タジン鍋で作ることが多いそうです。ご参加者にもヘルシーでおいしい!と大好評でした。

オリーブづくしの盛りだくさんな宴に加えて、参加者のみなさんからのオリーブやユダヤ教などについての熱心な質問に、講師のラビ・ビンヨミンも大喜び。オリーブを使ったスプレッドの作り方のレクチャーのほか、興に乗って「過ぎ越しの祭り」の時期に食べる平たい種なしパンの「マッツァー」についてのお話もさせていただきました。

初めての方も、お一人でご参加の方も、おいしく楽しく(笑)コーシャについて学んでいただけたことと思います。